ぶらり北欧、街あるき 第2回「北欧で見つけたMADE IN JAPAN」
みなさんこんにちは!
「ぶらり北欧、街あるき」、
第2回は「北欧で見つけたMADE IN JAPAN」です。
日本といえばというものから意外なものまで、
街中で目に飛び込んできた日本由来のものをご紹介いたします。
まずは、日本といえば、ということで想像しやすいのはこれ、お寿司屋さんです。
2階のスタイリッシュな北欧インテリアとの対比がおもしろいところ。
ストックホルムのとある地域では数百メートルに1件の割合でよく見かけるお寿司屋さん。
ネタも日本と遜色がないほどの種類が揃っていて日本酒も置いてありました。
店名はなぜか「HIROSHIMA」や「TOKYO」「OKINAWA」など地名パターン多し。
近年和食ブームということもあって、ヘルシンキでもたくさん見かけましたよ。
というわけで、スーパーマーケットにもこういうものが並んでいます。
懐かしいような食卓用の赤いキャップのキッコーマンに、緑のキャップの減塩タイプ。
1リットルのボトルタイプまで普通のスーパーで手に入ります。
ビールは1種類ですがこちらのサッポロ。
ヘルシンキのスーパーでは豆腐までありました。
ただし、1丁約3.5ユーロ(=約450円)と結構な高級品です。
続いて海外で人気といえば、日本のキャラクターですよね。
ストックホルムで開催中のキャラクターイベントの広告です。
よく見ると「JAPAN:KINGDOM OF CHARACTERS」=「日本はキャラクター王国」というキャッチフレーズでした。
ヘルシンキのハンバーガーショップでは、世界中で人気のキティちゃんがガチャガチャで。
ストックホルムの路地にあるショップは、その名も「Kawaii」!キティちゃんに加えてリラックマ、トトログッズなどが並んでいましたよ。
お次は動物編です。
ヘルシンキの地下鉄駅で、とってもかわいらしい柴犬を見つけたのでお願いしてパチリ。
ヘルシンキで買ったそうですが、違和感なく現地に溶け込んでいるようでした。
でもよく考えたら、地下鉄で犬を連れているのは日本ではありえない光景ですね(笑)
ヘルシンキにあるデパート・ストックマンでは何と錦鯉!
中央駅からほど近い中心部にあるので、ヘルシンキステイの際は探してみてください。
確か1階か地下1階だったと思います。
ストックホルム郊外のフリーマーケットでも意外な動物(?)を発見。
これだけ揃えているということは、売れるんでしょうか??
買付の時に日本から持って行ってみようかな...
その他にこんなMADE IN JAPANがありましたよ。
1件しか見ていませんが、ヘルシンキではカラオケバー。
ストックホルム中央駅の地下街ではこちら。
へえ、と思って調べてみると、スウェーデンはストックホルムだけで4店舗、その他地域で3店舗の合計7店舗も。
ヨーロッパ11ヶ国に進出済みだそうです。無印さんすごい!
最後は日本車です。
ホンダのフィットですね。
北欧はフォルクスワーゲンやボルボなど欧州車が多いですが、
トヨタ、日産、スズキなど日本車もたくさん走っていて、
心強いというか誇らしい気分です。頑張れ日本企業。
これ以外にもたくさんのMADE IN JAPANが見つかる北欧。
普段日本で何気なく目にしていても、異国の地で見ると嬉しいものです。
今回ご紹介したものとは少し違いますが、
マリメッコでは昔から日本人デザイナーを採用していたり、
アラビアなどの陶磁器メーカーでは日本のやきものから影響を受けていたりと、
日本と北欧の感性には近いものがあるかもしれません。
だからこそ、日本でも北欧のプロダクトが受け入れられているんでしょうね。
これからもMADE IN JAPANが北欧で活躍してくれればと思います。
・プロフィール
和田英朗
2007年から都内某インテリアショップに勤務、店長を歴任。
その時に出会った北欧食器に強く惹かれ、2012年に北欧ヴィンテージ専門の
WEBSHOP「pippuri(ピップリ) http://www.pippuri.jp/」を立ち上げる。
年に1回程度、フィンランド・スウェーデンにて現地買付を行い、
1950〜80年代ならではの素朴な北欧デザインの素晴らしさを伝えるべく、
催事にも積極的に出店している。