ぶらり北欧、街あるき 第6回「北欧ヴィンテージのお買いもの〜蚤の市編〜」
みなさんこんにちは!
「ぶらり北欧、街あるき」、
第6回は「北欧ヴィンテージのお買いもの〜蚤の市編〜」です。
年に1度は必ず北欧買付に行くのですが、
その時に訪れるのが蚤の市、セカンドハンドショップ、アンティークショップの3種類。
まず今回は蚤の市についてです。いわゆるフリーマーケットですね。
まずはスウェーデンからご紹介。
ストックホルム郊外にある競馬場の駐車場を使って開かれていました。
荷物を出すそばから人が群がっていくのは万国共通ですね!
そばでは10円玉がなんと2クローナ(約30円)で売られていました(笑
ちなみに、第2回でご紹介した招き猫もここで見かけたものです。
ここは個人が気軽に不要品を出しているので、
ヴィンテージ食器はちょこっとしか見つからず。
対して、プロの業者さんが出店している蚤の市もあって、
こちらはストックホルムのヒュートリエット広場で毎週開かれる蚤の市。
値段は蚤の市というイメージよりだいぶ高いのですが、
グスタフスベリやロールストランドのヴィンテージが揃っています。
ストックホルム中心部に位置していて行きやすいので、観光ついでにおすすめの所ですよ。
郊外で年に数回、大々的に開かれる蚤の市にも行ってきました。
寒い中で開場待ちの長い列ができていてびっくり!
会場内はものすごい人と熱気。
レトロなブリキ缶なんかもあって個人的にも欲しくなってしまいます。
アンティークショップでは高額過ぎて手が出せないレアものも、
まずまずのお手頃価格で買い付けができました。
続いてフィンランドです。
各ガイドブックにも載っているヘルシンキ・ヒエタラハティ広場の蚤の市は、
トラムで行きやすい場所なので日本人の観光客の方々もちらほら。冒頭の写真もヒエタラハティです。
出店者はプロ・アマ混合で、掘り出しものが見つかることもあります。
この時はティーマの前身・キルタのグリーンがまとめて売られていました。
5月には、ヘルシンキで開かれていた蚤の市にも行ってみました。
Siivous Paiva=「clean day」というイベントで、不要品を処分して家を片付けてしまいましょう!という一日。
ヘルシンキのほとんどの公園内や道端など、ところどころで自由気ままに出店していました。
日光浴や昼寝がメインの人もいましたが...
それでも、色んな年代の人たちが気軽な気持ちでリサイクルを楽しもうというスタイルは私たちも見習うべきところがあると思います。
使いかけでしたが、マリメッコの生地などが買えましたよ。
年間を通して開催している蚤の市もありますが、
4月から9月あたり、特に暑くなる季節は毎週至る所で蚤の市が開かれているので、街中で開催情報に出くわすこともしばしば。
スウェーデンではLoppis(ロッピス)、
フィンランドではKirpputori(キルップトリ)という蚤の市の意味の単語は絶対に見逃せません!
買付品が一番見つかりやすいのは品揃え豊富なアンティークショップなのですが、
蚤の市は思わぬ掘り出し物があったり、変なものを売っているのが面白かったりして、
効率は悪いのにやめられません。
ついつい行っていしまいます。
北欧を旅する機会があれば、蚤の市も行程に入れて楽しんでみてくださいね。
・プロフィール
和田英朗
2007年から都内某インテリアショップに勤務、店長を歴任。その時に出会った北欧食器に強く惹かれ、2012年に北欧ヴィンテージ専門のWEBSHOP「pippuri(ピップリ http://www.pippuri.jp/」を立ち上げる。
年に1回程度、フィンランド・スウェーデンにて現地買付を行い、1950〜80年代ならではの素朴な北欧デザインの素晴らしさを伝えるべく、催事にも積極的に出店している。